葬儀社は選ぶ時代

葬儀社は選ぶ時代

選択肢

 

葬儀後や連絡に配慮が必要な、家族葬に代表される「小規模の葬儀」……フタを開けてみないとわからない一般葬……

 

いずれにせよ、遺族の葬儀に寄せる「意義」がはっきりしていて、それに応えるべく葬儀社がしっかりと提案やフォローをすることができれば、きっと葬儀は満足のいくものになるはずです。

 

葬儀の世界は 一般の人にはわかりづらいことがたくさんあります。そして別ページで説明したように、緊急性からさまざまな事柄に「即決」を求められるものです。

 

何も考えていないと、それこそ葬儀社の言いなりになってしまうわけです。

 

 

少なくとも「葬儀社をどこにするか」ということだけは、できれば生前に家族とともに決めておきたいものです。

 

自分の希望(どんな葬儀にしたいか)実現と、家族の負担軽減に見合った葬儀社にすべてを任せてしまうのが、遺族にとっても最良のことです。

 

病院で臨終を迎えたら、そこで紹介された葬儀社にすべて任せなければならないなどということはありません。事前に良い葬儀社を探しておいて、いざというときにそこに連絡を入れるのだって十分アリです。

 

 

葬儀に関する情報があふれる今は、いくつもの葬儀社を比較し、 一番合った会社を選ぶとが常識となりつつあります。そんな時代に、あなたの家族だけが「葬儀社の言いなりになるしかない」というのは、おかしな話です。

 

 

 

25万円のはずが、100万円以上の請求

 

葬儀社を吟味することができず、結果、葬儀に後悔したという遺族の声は、「お葬式無料情報センター」にもいくつも寄せられています。

 

たとえば低料金を売りにする「格安葬儀社」の例。

 

2年にわたる病院での看病の末にご主人を亡くされたある60代の奥さんがいました。

 

「延命はできても完治はできない」「最期を覚悟したほうがいい」――ある日、医師からそう伝えられた奥さんは、葬儀社について気にしはじめました。

 

ご主人が生きているのに葬儀のことを考えるなんて申し訳ない、とは思いつつも、医師の言葉やこれまでにかかった多額の医療費、そして最近よく目にする葬儀社の広告が、奥さんを葬儀社探しに駆り立てたのです。

 

とはいえ、どうやって葬儀社を選んだらいいのかもわからない……そんなある日、病院からの帰宅途中のバスのなかで、ある車内広告が目に入ってきました。

 

「葬儀一式25万円」

 

かなりの格安料金と言えます

 

「自分にもしものことがあったら、葬儀にはなるべくお金をかけるな」

 

ご主人はそう言っていたそうです。70を過ぎて仕事も現役から引退していたご主人は、身内だけのこぢんまりとした葬儀を望んでいたと言います

 

奥さんは、さっそくその葬儀社に電話をしてみました。そして間違いなく、葬儀一式25万円であることを確認し、もしものときはその葬儀社に、と安心したといいます。

 

そのおよそ1カ月後、ご主人が息を引き取りました。

 

看護師から「この後どうなさいますか?」と問われた奥さんは、すぐに例の葬儀社に連絡し、寝台車で迎えにきてもらい、広告に表示されていた「一式25万円プラン」をお願いしたそうです。

 

 

そしていざ葬儀となると……お通夜が始まる前に葬儀社の担当者は帰ってしまう、料理は届いていたものの、お茶のありかもわからない、僧侶の対応も事務的と、不満を感じることばかりでした。

 

「値段が値段だから、仕方がない」……自分にも家族・親成にもそう言い聞かせ我慢した奥さんですが、葬儀後に葬儀社が持ってきた請求書を見て、驚いたと言います。

 

「一式25万円」のはずが、100万円を超えた請求額となっていたのです。

 

「これは何かの間違いでしょう?」と、葬儀社に尋ねても

 

「いえ、合計費用はこの金額で間違いありません」

 

と当然のように言われるだけ。

 

「25万円とは、あくまでも葬儀一式の費用。弊社の一式とは、祭壇、花、会場費のことです。その他にかかった費用は追加料金となりますので……」

 

というのが、葬儀社の言い分です。

 

つまり「葬儀一式25万円」は、「総額25万円」とは違う、ということです。

 

もちろん、葬儀一式について説明をしなかった葬儀社が悪いのでしょうが、お金のことで事を荒立てるのは故人に対して申し訳ないという気持ちもあり、奥さんは、そのまま支払いに応じたそうです。

 

 

「なぜ初めから説明してくれなかったのか? 不満に感じた点も値段が値段だからと我慢したのに。これだけの金額なら、もっといい葬儀ができたはず」

 

このケースでは最終的に後悔が残るばかりの納得のいかない葬儀となってしまったそうです。

 

 

「良い葬儀社」は「聞く力」を持っている

sougisha

 

このような「悪い葬儀社」は、残念ながらいまでも確実に存在しています。「お葬式無料情報センター」に寄せられた声にも……。

 

  • 事前の見積りに応じなかった
  • 葬儀の最中に、葬儀社のスタッフが談笑していた
  • 段取りが悪く、参列者にも迷惑をかけた
  • 祭壇やお花、料理の内容などが価格に見合っていない

 

など、さまざまなものがあります

 

もちろんすべての葬儀社がこんな有様なのではなく、悪い葬儀社はごく一部の会社です。しかし、これだけ情報があふれているいま、わざわぎ悪い葬儀社に当たる必要はないでしょう。

 

「選択肢が増えた時代」だからこそ、買葬儀社選びの)確かな目」を持つ必要があります。

 

 

では「良い葬儀社」とは、どんな葬儀社か?

 

抽象的な言葉になってしまいますが、「遺族(お客様)の気持ちで葬儀を考えることができる葬儀社」ということです。

 

ここでいう遺族の気持ちとは意義のことを指します。

 

遺族が葬儀に込める気持ち(意義)を推し測ってそれをきちんと葬儀に反映させるために努力を惜しまない葬儀社が「良い葬儀社」だと私は思います。

 

こんな葬儀にしたい、という遺族の要望は、極端に言えばすべてお金さえかければ実現可能です。しかし、実際にはあまり費用がかけられない場合もあります。(というか、現実はそちらの方が圧倒的に多い)

 

そんなときに、「予算は30万円ということでしたが、このままでは50万になってしまいますので、では、このプランのなかでどこを妥協しましょうか」と提案し、遺族と一緒になって満足のいく葬儀を考えることができる葬儀社は、ベストです。

 

 

遺族の言うがままに、何でも要望を受け入れて、結局高額な請求を発生させる、あるいは遺族の要望を聞き入れる余地もない葬儀社は、当たりとは言えません。

 

良い葬儀社の資質とは、突き詰めれば「遺族に対する姿勢」ということになります。

 

そして、求められるのは、遺族の意を酌むために話を聞ける「聞く力」です

 

 

悲しみに暮れ、冷静ではいられないという事情をわかりつつ、それでも葬儀にどのような意義を求めているのか……

 

たとえば、なるべくお金をかけたくないのか?故人の希望に沿いたいのか?  などを聞き出すことができれば、まさに葬儀社の鏡です。

 

遺族は悲しみのなか、冷静な判断力を失っていることがほとんどです。

 

一般葬で「そんなに人は来ないと思います」と言う遺族でも、故人の経歴や遺族の家族構成、これから連絡する先等を上手に聞き出してみると、大勢の参列者が来る可能性がある、ということもしばしばです

 

そんなときに「大勢いらっしゃるかもしれませんから、予備で料理をスタンバイしておきましょうか?」と提案すれば、遺族にとって助かる話です。

 

ですから、聞く力を持った良い葬儀社を探し出すには、何よりも「事前相談」を行って、直接葬儀社と対話してみることが一番なのです(事前相談については別ページで詳しく説明します)。


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